「防災パスポート」セミナー開催レポート
当社で開発した基本防災マニュアル「防災パスポート」のつくり方セミナーを2017年4月15日(土)に開催しました。その様子をご紹介します。

「防災パスポート」セミナープログラムは3つのパート構成

セミナーには、マンション防災に意欲的な方が多数参加されました。

セミナーには、マンション防災に意欲的な方が多数参加されました。

「防災パスポート」は、災害時にマンション内で被災生活を送るために必要な基本ルールを項目ごとに記載した、カード形式の基本防災マニュアルです。
今回のセミナーでは、1部:マンション防災の基本的な考え方、2部:参加者によるワークショップ、3部:「防災パスポート」のつくり方の3部構成でご説明させていただきました。

1部の「マンション防災の基本的な考え方」では、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震での被害状況をご説明。当社が独自に調査したマンションの被害事例についても、いくつかご紹介しました。

ワークショップ「被害想定トレーニング」

グループに分かれて、震災時のマンションの被害想定ワークショップを実施しました。

2部の「参加者によるワークショップ」では、大きな地震が発生した時にマンションで起こりうる被害状況を考えていただきました。各自で考えた被害想定をグループのメンバーで共有。どんな被害が起きうるのか、付箋に書き出した被害想定をホワイトボードに貼りだして話し合います。

他者の意見を聞くことで、起こりうる被害を多角的に想定でき、さまざまな気付きが得られます。こうした被害想定トレーニングは、すでに何度も行っている方であっても、新しい視点や考えを発見できるよい機会となります。

「防災パスポート」は個々のマンションに合わせてカスタマイズできる

「防災パスポート」各カードの具体的な使い方をご説明しました。

3部では、「防災パスポート」の構成や具体的な使い方についてご説明しました。
マンションの防災マニュアルづくりでよく伺う問題は、
1. 何から手を付けていいのかわからない
2. 合意形成に時間がかかる
3. 専門家に依頼すると費用がかかる
ということです。
「防災パスポート」は、全国どこのマンションでも使える汎用性のあるものとして、防災マニュアルの基本部分を提案しています。
「防災パスポート」で提示している内容は、震度6以上の大地震が発生してライフラインが止まってしまった場合のマンション内での共助の仕組みづくりです。
「防災パスポート」の5つの項目—「ガイド」で活動体制づくり、「いのち」「情報」で協力活動ルールづくり、「くらし」「建物」で共用設備の利用ルールづくり—からカードを選び、ご自身のマンションに合った方法を選択してカスタマイズできるようになっています。

いのち—マンションの規模に応じて選ぶ安否確認方法

たとえば、「防災パスポート」では、マンションの規模や災害対策本部の組織構成に応じて、2つの安否確認方法をご案内しています。

【安否確認方法:小・中規模マンション向き】各住戸の居住者は、写真右の「安否確認カード」を記入してエントランスに集合し、災害対策本部の担当者に「安否確認カード」を提出します。

【安否確認方法:大規模マンション向き】各住戸の居住者は、写真の「安否表示カード」を玄関扉に貼付します。カードの貼付がない住戸には、フロア単位での安否状況確認担当者が写真の「連絡依頼カード」を玄関扉に貼付して、居住者からの安否確認連絡を促します。

「安否表示カード」などの書式は、そのままファイルから取り外してコピーして使えるように配慮しています。また、実際の安否確認方法の流れをわかりやすく簡潔に紹介しています。それぞれのメリット・デメリットをご自身のマンションの事情で判断し、いずれかを選択してマンションのルールとしてください。
そのほか、「災害対策本部の組織体制」「排水ルール」「ゴミ出しルール」が選択式となっていますので、いずれか1つを選択してご利用ください。

「防災パスポート」は防災マニュアルづくりの入口として活用いただき、防災備蓄品のリストや使用ルールなど、マンションに必要なルールを随時追加して、ご自身のマンションの防災マニュアルとして進化させてください。

「早速実行します!」参加者の皆様からの嬉しいコメント

参加いただいた皆様からは、「マンション防災会で早速実行します」「防災訓練に利用してみたい」など、すぐ活用できる実践的ツールとして評価していただきました。
マンションの基本防災マニュアルとして、ご活用いただければ幸いです。以下のページからダウンロードし、印刷してご利用ください。

「防災パスポート」は、こちらのページから無料でダウンロードいただけます。


 

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