大阪市なんばに位置する超高層マンション/目につきやすいエントランスに防災グッズを展示。

大阪市なんばに位置する超高層マンション/目につきやすいエントランスに防災グッズを展示。

管理組合様からのご要望により、管理会社丸紅コミュニティ株式会社、NPO法人プラス・アーツと共同で、マンション居住者様限定の地震防災イベントを実施しました。

東日本大震災から1年経過した2012年3月に、タワーマンションという構造と居住者層にあわせて企画。関心が高いと思われる「家具転倒防止」「サバイバルトイレ」などをテーマにした防災ミニ講座と、マンション内非常用設備の見学ツアー&防災体験ワークショップという構成にしました。


探検ツアーでは通常入れない場所を見学。

探検ツアーでは通常入れない場所を見学。

また、イベントの告知では新たな試みとして、居住者様の関心を高めるために、マンションエントランスにて「見て・触れる」防災グッズなどの展示を行いました。

その結果、多数の居住者様にご参加いただくことができ、管理組合様をはじめマンション居住者の皆様からも高い評価をいただきました。


地震防災イベント内容

イベント1日目:防災ミニ講座

pic_report02_03NPO法人プラス・アーツの方が講師となり、防災ミニ講座(各講座30分)を開催。高層マンションにお住まいの方が興味を持つテーマに絞りました。

模型で実際の揺れ方を再現!家具の転倒防止

家具を固定しない場合での動きを再現すると、参加者の中から驚きの声が。マンションならではの「壁に穴を開けない固定方法」など、実践的な内容も説明しました。

クイズ形式で必要な防災グッズをチェック

各家庭で備えるべき防災グッズ16種類を、クイズ形式で解説。参加者全員が真剣にクイズに参加!楽しみながら防災グッズの使い方と必要性をお伝えしました。

災害時でもストレスなく使える、サバイバルトイレ

阪神淡路大震災の際、避難所の仮設トイレは「和式で使いづらい」「衛生面で問題がある」など、ストレスを受ける方が多かったそうです。「ストレスなくトイレに行ける環境を保つことが重要なサバイバル術」として、断水時に高層階でも1ヶ月くらい自宅のトイレが使える方法をご紹介しました。

進化したレトルト食品を活用!サバイバルキッチン

非常食を日常生活に取り入れた「ローリングストック法」やキッチンまわりの知恵をご紹介。女性の方にも多数ご参加いただきました。

イベント2日目:非常用設備探検ツアー&ワークショップ

マンション内の非常用設備を参加者全員で見学するツアーと、参加者同士で応急手当を学ぶワークショップを開催。体験を通じて居住者間での交流が生まれ、「災害時マンション居住者で助けあう必要性」についても理解を深めていただきました。

普段見られない場所をチェック!探検ツアー

屋内用消火栓・排煙装置や屋上へリポートなど、非常用設備の設置場所を回りながら使い方を確認。「こんな設備があるとは知らなかった」「こういう設備が備わっているということで安心しました」など、参加者の方も熱心に確認されていました。

身近なものでできる応急手当を体験!ワークショップ

阪神淡路大震災では消防隊の人手が足りず、地域の人々が自分たちで救出したり、応急手当を施したりしていたそうです。

「緊急時には手近なもので代用できるたくましさ・知恵が必要」という話のもと、ハンカチやスーパーのポリ袋などを使った止血法や骨折時の固定法を実践しました。参加された皆様からは、意外な活用法に驚きながらも「今後役に立つと思います」と好評いただきました。

参加者の声

  • 地震がこれだけ頻繁に発生しているのに、サバイバル知識がなく不安でした。消火器は会社の訓練で使ったことがありますが、間違っていたことを今日の体験で知りました。止血方法も自分が知っていた方法と違っていたので、とても良い勉強になりました。
  • 防災バッグを買ったばかりですが、ほかに何を準備すべきか分からなかったので参加しました。防災ミニ講座で、水の大切さを痛感!高層階に住んでいるので、とにかく水を確保しておこうと思いました。
  • 何年もこのマンションに住んでいるのに設備のことは知らないことが多く、ツアーに参加しました。消火器は初めて触りましたが、今回試せたのでいざという時に役に立つと思います。また、意外に簡単な道具で家具の転倒防止ができることがわかったので、早速実践したいです。

(開催当時)管理組合理事長 西林様からのコメント

管理組合理事長 西林様過去に消防訓練を何回か実施しましたが、参加者が集まらないことが大きな課題でした。普段から防災意識を向上させる仕組みを考えなければと思っていたところ、つなぐネットコミュニケーションズから今回の企画を提案され、実施日まで時間がなかったにもかかわらずスピーディに対応してもらて助かりました。

マンション内に防災に関する展示を行ったのですが、ディスプレイもきれいだし、きっちりと訴えかける内容で満足しています。このようなイベントは定期的に開催することで防災意識は高まると思いますので、居住者の意見を収集して今後に活かしたいです。

管理会社・丸紅コミュニティ株式会社 竹内様からのコメント

理会社・丸紅コミュニティ株式会社 竹内様「もっと人が集まるイベントをしたい」と理事長様よりご要望をいただき、つなぐネットコミュニケーションズさんがマンション向け防災マニュアルの作成支援を行っているという話を聞き、企画提案を依頼しました。

大阪ではこういったマンション内での防災イベントはおそらく初の試みになるかと思います。特にタワーマンションでは不安をお持ちの居住者様も多いため、専門的に取り組んでいるつなぐネットに依頼したところ、スムーズに実施できました。

NPO法人プラス・アーツ理事長 永田様からのコメント

NPO法人プラス・アーツ理事長 永田様私たちもタワーマンション向けの防災イベントは初めてでした。起こり得る事態を想定し、阪神淡路大震災の被災者のヒアリングをもとに講座内容をまとめています。特にトイレとキッチンまわりは関心が高いと思い、初めて講座を作りました。

建物の耐震性は問題ないので、被災するとどういう事態になるか、どう備えればいいか、すぐにできる対策などをコンパクトにしました。知識だけでは防げないので、簡単な訓練も取り入れています。
東日本大震災で意識が高まる今こそ防災への取り組みを見直し、こうしたイベントを通じてコミュニティの再生も図れれば、と考えています。


株式会社つなぐネットコミュニケーションズ予想以上に多くの居住者様にご参加いただけました。イベント後のアンケートでも、「タワーマンションで必要な説明があってよかった」「一番困ると思ったトイレについての話が聞けた」などのご感想をいただいています。

準備期間は短かったものの、理事長様をはじめ各関係者の皆様と一緒に「このマンションに住む方が、どうしたら関心を持っていただけるか?」という点にこだわりました。今後も、こうしたマンションのタイプにあわせた防災イベントやセミナーを企画・提案してまいります。

株式会社つなぐネットコミュニケーションズ 防災担当

イベントを通じて、マンション全体の防災対策へとつなげる

今回のような防災イベントは、マンション居住者の防災意識を向上し、居住者様が各家庭で備える【自助】を促進するために有効な手段のひとつです。また、居住者様同士が助けあう【共助】の重要性を知っていただくきっかけにもなります。

居住者様全体の防災への関心が高まることで、災害時にマンション全体で備える【共助】への理解が深まり、さまざまな【共助】の対策へとつながります。

当社では、マンションの防災において、【自助】【共助】の両方から取り組むことが必要だと考え、様々なかたちで支援する活動を行っています。

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