毎日のマンション生活に取り入れられるノウハウが満載の地震防災セミナーを開催

荒川のほど近くに位置する総戸数510戸の大規模マンション

荒川のほど近くに位置する総戸数510戸の大規模マンション

東京都江戸川区の大規模マンション「ハイラーク船堀」の防災会様からご要望をいただき、危機管理教育研究所の国崎信江氏を講師に迎え居住者様向け防災セミナーを開催しました。

防災訓練の参加率も高く、防災会が実施したアンケートには8割もの回答が集まるなど、高い防災意識を持つ居住者様が住まう「ハイラーク船堀」。しかし、東日本大震災の際には防災委員の多くが仕事などでマンションを離れていたこともあり、多くの居住者様が暮らしのなかでより一層防災と向き合うことが求められていました。

そこで今回は、マンション居住者全員を対象にした地震防災イベントを企画。80名を超える居住者様にご参加いただきました。セミナーでは家具の配置や避難経路、防災グッズなどマンションに特化した実用的なレクチャーが行われました。

豊かに暮らすためのマンション防災とは?

危機管理教育研究所の国崎信江氏によるレクチャー

危機管理教育研究所の国崎信江氏によるレクチャー

危機管理教育研究所の国崎信江氏を講師に迎え、防災セミナーを開催。約1時間30分のセミナーでは、家具の配置や固定方法、避難経路、家族の安否確認手段、防災グッズの選び方など、マンションの暮らしに根ざした多くの実用的な防災技術をご紹介しました。

いつでも起こりうる巨大地震に備えるために

セミナーの冒頭では、最新の研究調査結果をもとに超巨大地震発生の可能性や被害の予測についてご説明。大地震発生時のシミュレーション映像なども上映し、いつ起こってもおかしくない巨大地震への備えとして、高い防災意識が求められることもお伝えしました。

住まいの安全を確保するために

安全な空間を確保するための、家具の配置や固定法についてご紹介。壁に穴を開けずに家具を固定する方法やインテリアの素材に関する注意点、窓ガラスの飛散を防ぐための方法などをお伝えしました。細やかな実例を交えたレクチャーに、多くの居住者様がメモを取り、深くうなずいておられました。

具体的な事例を交えながら、防災意識強化の必要性や防災ノウハウをお伝えする国崎氏

具体的な事例を交えながら、防災意識強化の必要性や防災ノウハウをお伝えする国崎氏

避難経路の確保と被災時の安否確認

避難経路に関する講義では、二方向の避難経路を確保しておくことや、避難訓練などで実際に避難器具を体験しておくことの重要性などをご説明しました。また、地震発生時に安否確認をするための方法や、事前に決めておくべき家族間の約束についてもご紹介しました。

被災時の生活を想定して準備しておくべきこと

マンションにおける被災生活の困難さや、被災時のサバイバル生活に備えて用意しておくべきアイテムについて紹介しました。また、ゴミや排水の取り扱いについてマンション内でルール決めが必要なことなどもお伝えしました。

セミナーの締めくくりは質疑応答の時間

セミナーの最後は質疑応答の時間。居住者様からは「風呂の水は貯めるべきか」「被災時の汚物入れは固定するのか」「常に持ち歩くべき防災グッズとは」など、さまざまな質問をお寄せ頂き、国崎氏がひとつひとつに回答しました。

参加者の声

  • 日々の生活のなかで少しずつ災害に備えていくことが大切だと感じました。先生の話に出てきた家具固定用ジェルマットは、すぐにでも取り入れてみたいですね。
  • 同じマンション内でも、高層階か低層階かによって防災対策や災害時の対応が違うことなど、とても勉強になりました。万が一の災害時に家族で連絡を取れるように、家族でもう一度話し合ってみようと思いました。
  • 水や食料などの備えが「3日では足らない」ということがわかって良かったです。
管理組合副理事長・防災会会長 石本様からのコメント

管理組合副理事長・防災会会長 石本様以前に一度国崎先生の話を聞いたことがあり、ぜひうちのマンションでもセミナーを開催したいと考え、つなぐネットコミュニケーションズに依頼しました。

被災時には、住民間の共助も必要ですが、まずは自助をしっかりできることが大切だと思っています。その点で国崎先生の話は、非常に生活者の目線に近く、具体的な内容だったので、非常に満足しています。今後、今回の話に登場した防災グッズの展示販売会なども企画できれば良いかもしれませんね。

防災会としては、防災マニュアルの作成などを進めていますが、マンションコミュニティとしての共助の部分、そして自助の部分での防災意識を一層強化していければと思います。

防災防犯部長 森様からのコメント

防災防犯部長 森様東日本大震災時には、全戸で47名いる防災委員の多くが自宅を離れており、すぐさま活動できたのは8名だけでした。そのような課題もあって、今回のセミナーは、日中に家を預かることの多い女性を対象にした内容になっていました。

たとえばベッドとタンスの位置関係の話や、冷蔵庫の選び方の話など、ひとつひとつの防災対策が「実際に使える」ものだったので、有意義だったと思います。実際に参加された女性の住民の方からも「良かった。具体的だった」という声が聞かれました。

イベントを通じて、マンション全体の防災対策へとつなげる

今回のような防災セミナーにより、災害発生時や発生後のイメージを居住者の皆さまひとりひとりに持っていただき、正しい知識を持つことは自分の身を自分で守る【自助】を促進するために有効な手段のひとつです。

また居住者様全体の防災への関心が高まることで、災害時にマンション全体で備える【共助】への理解が深まり、さまざまな【共助】の対策へとつながります。

つなぐネットでは、マンションの防災において、【自助】【共助】の両方から取り組むことが必要だと考え、様々なかたちで支援する活動を行っています。

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